シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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ナザレで鰯を食べたり、遭難したり。

結局ポルトガルには10日も滞在しました。
リスボンの後は北上してルイスの故郷ナザレに
ナザレと言う町は、ナザレのイエスで有名な、イスラエルのナザレと
鰯の炭焼きで有名なポルトガルの、ナザレと言う町があります。

ポルトガルがEUに加盟するはるか以前の事ですから。
彼らが愛情と自虐を込めて、ヨーロッパの田舎と呼ぶだけあって
本当にどうしようもなく田舎でした。


高速道路で凄い匂いがするなと、思ったら体重300kgはありそうな豚君が
はねられて、昇天なさっているし。
しばらく、走っていると可愛いフェミーナ(お嬢さん)達が
ニコニコ笑って手を振るので、ベルギーでよくやる
オートストップ(あいのり、道で女の子が手を上げれば怪しくない限り
乗せてあげます)
かと思いきや、街娼だそうである。
ガールフレンドがいるにもかかわらず、非常に興味を持ったので
彼女達を買ったは、良いけど何処で用事を済ますのかと訊ねると
ボア(森)の中で、ナチュラルにソバージュに済ませるとの事でした。

それに、高速道路とは名ばかりで170kmで走っていると
突然とてつもない大穴が道に開いているので避けたり急ブレーキで止まったりと忙しい、
夜ともなれば餓鬼共がなぜか、全員無灯火でバイクを凄いスピードで走らせています。
2-3人危うく無垢のポルトゲーシ(ポルトガル人)を轢き殺すところでした。
そのたんびに、酷いフランス語で罵っていたら、ルイースが
段々怒り出して、トマは日本やベルギーが進んでいるから
ポルトガルを馬鹿にしているんだと、嘆き始める始末でした。
「そんなこと無いよ、ポルトガルは良い国だよ!これでポルトガル人が
いなければ最高だし文句も無いんだけど」。と言ったら
やっと笑ってくれました。


昼過ぎにやっとナザレに着いたのですが。
海辺の町は早くもシェスタ(昼寝)に入ったのかがらーんとしています。
その時いっしょに旅行をした、ガールフレンドはダイアナ妃によく似た美人なんですが
とにかくわがまま、特に空腹時になると とてつもなく機嫌がわるくなります。
早くも、車内は険悪な雰囲気になってしまいました。
でもそこは、地元の人間。ルイースがドアをガンガンと
叩いて知り合いの店のドアーをこじ開けました。


いきなり、「なんぼ食べるか」?と聞きます。
「なんぼって何を」?
「パ・ケスチョン」!。(聞くな)とか言われて
よく考えたら、メニューは鰯の炭焼きのみに近い
前菜を何か食べてなんてことは無く いきなりである。
「3匹」。と言ったら「お前は女か」?と言われました
男ならまずは、5匹は食べるとの事。
では、端から頼んでくれれば良かったのに・・・。

注文をするといきなり、来いと言われたので
彼女と付いていくと、レストランの厨房の中に
ずんずん入っていきます。
そこいらにあった物を勝手に、小皿に入れていきます。
私は、育ちの良い家庭に育ったのでとてもそんな
断りも無くあれこれ、勝手にカッパライみたいなマネはできないので
躊躇していると、ポルトガルのスタイルだと言うので
どこら辺にあった、オリーブだのチョリソーだのを皿に入れて、
ニコニコしながら席に戻りヴィニョ・ヴェルデを飲みながら
鰯が焼けるまで、おつまみを楽しみます。


先ほどまでは、熱帯性の低気圧で大荒れだった彼女の機嫌も
ヴィニョ・ヴェルデですっかり、良くなっていました。
鰯はフランス語で言う所のグロセル荒塩を振って
炭火でしっかり焼いてくれています。
辺りの磯の香りと、炭焼きの鰯の香りがやはり
宮崎の田舎を思い出させます。初めてなのに何故?
熱々の鰯にオリーブオイルとレモンをたっぷりかけて食べました。

とっても、美味しかったのですが、
できればカボスとお醤油で食べたかったのが、素直な気持ち。



昼過ぎからは、ルイースは結婚の準備が忙しいらしく
我々は放置プレイ。せっかく美人でグラマーな女性が
いるので一緒に泳ごうと言う事になったのですが、
つい、2週間前に楽しんだリビエラや、コートダジュールに
比べると(比べたらいけないのでしょうが)設備が悪すぎる
ビーチのチェアーも無いし、砂浜が土も混じっていて早くも
ドロドロ、体をきれいにしようと勇んで海に飛び込んだ。

つい、2週間前にいたニースの海は地中海の暖かい水で、2時間
水に浸かっていても別になんとも無かったが。

冷たい。本当に冷たい。心臓麻痺でもしそうなぐらい冷たい。
真夏のオステンド(ベルギーの海岸、北海に面している)の海に飛び込んだのと同じ感覚。
海はニースと同じで、いきなり深くなっているし
寒さと、準備運動不足で体が固まり動かない
なんと、私は溺れ始めていた 何とか底まで沈み
底を蹴って水面に浮かび事なきを得ましたが・・・・。
それから、寒くてそのまま砂浜に横になっていたら
なんでも、全身が凄く痒くなるダニがいたみたいで
彼女と二人で薬局に行ってみたけど、英語、フランス語、オランダ語
日本語以外はトンチンカンな我々は症状を説明もできず
全身が赤くみみず腫れを起こしてしまった。


渋々ルイースが探してくれた、シティオ地区のレンタル別荘へ
(ナザレは漁師の村のプライア地区と丘の上のシティオ地区に分かれます
二つの地区の連絡はケーブルカーか徒歩で山登りです)
こんな家に一度は住んでみたいと思えるぐらい素晴らしい
広さと設備、何よりその絶景が素晴らしい。


続きは明日・・・・。
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  1. 2008/06/26(木) 02:16:46|
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  3. | コメント:0
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