とっくに、廃版になっていますが ”辻 静雄”さんの著作で
『ヨーロッパ1等旅行』。という旅行記があります。
まだ私が若い日、『明日のジョー』。と『ヨーロッパ1等旅行』を
読んで熱くなり、ヨーロッパ行きを決意させてくれた貴重な1冊です。
本の内容は「吉兆」の先代 湯木 貞一さんと二人でヨーロッパの
1流店ばかりを食べ歩くと言う本でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%AF%E6%9C%A8%E8%B2%9E%E4%B8%80
読んでいてとても、面白く。
いつか私もこの本の中のレストランに行き
楽しく食事をして、移動には
BMWでアウトバーンを速度いっぱいに飛ばしてと・・・・。
勝手な白昼夢は限りなく広がりました。
今でも時折埃をかぶった本立てから、探して読みふけります。
確かに日本の高度成長期に、「吉兆」が日本料理の質の向上に
貢献したのは多大な物があったと思います。
私が、日本料理を教えて頂いたのも、吉兆出身の新村さんという職人でした。
今回吉兆が本当に情けない理由で、閉店なさる事は残念でなりませんがあそこまでやってしまうと、致し方ないのでしょう。
事件が発覚した日、もう行けなくなるからと、東京からのお客様が
その日のランチに行ったと仰ってましたが 現実になりました。
食材や、完成した料理の再使用。
誘惑が全く無いとは言いません。
一人の人間として、「もったいない」と思う気持ちは
あってしかるべきです。
地球の南の国では、北の国が飽食に明け暮れているせいで
餓死している子供達が沢山います。
我々が残飯として、廃棄している食材を再加工して
彼らにプレゼントできたら、少なくとも飢餓からは救われます。
でも、一回の食事が一人何万円という対価を支払っているのに
使いまわし(仮に1杯300円の学食のうどんでも同じですが)は
商道徳上あってはならない、事だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B0%E8%88%87%E4%B8%80
先日久しぶりに八田興一さんの本を読んだが、戦前の日本人は
あれほど、立派な事をする人が沢山いたのに。
どうしてしまったのでしょう?
新潟の山古志村の地震の時、ジャンボ宝くじ
前後賞入れて3億円、役立ててくださいと当りの宝くじを3枚匿名で
寄付なさった方が居たが・・・・。
人間は平気で善にも悪にもなれる。
とにかく、ひとつの時代が終わった。
残った今回の事件には関係の無い「吉兆」のみなさんの奮起を期待します。
- 2008/05/28(水) 23:36:33|
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