シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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フリッチェ

フリッチェ、フラマン語(ベルギーのフランドル地方で使われる
オランダ語)で
フレンチ・フライドポテトの事です。
ベルギーの首都ブリュッセル市は、1つの都市なのに
オランダ語とフランス語の二ヶ国語が
ごちゃ混ぜに話されていてややこしい事この上ない都市です。

では、フランス語ではなんと言うかというと、
フリッツ又は、ポンム・フリッツと言います。
対岸のイギリスではぜんぜんチップスじゃないのに揚げ芋はチップスです。


何故突然フリッチェの事を書き始めたかと言うと
私には兄が一人居て、彼も私と同じくベルギーに過去住んでいて
久しぶりに二人で今日の夕食でも食べようと言う事に
なってはいたので、アンディーブのグラタン
(ベルギーではシコングラタン。ベルギーとフランスでは同じ野菜なのに
ベルギーでシコンと呼ぶものはフランスではアンディーブ、
アンディーブと呼ぶものはシコンとかなりややこしい)
でも作ってやろうかと思いましたが。

ベルギーのナショナルフードはなんと言っても
ムール エ フリッツ(ムール貝の白ワイン蒸し 揚げ芋添え)でしょう。
彼らが、長い間外国に旅行したとして、帰国して食べたい物は
お茶漬け?味噌汁?じゃなくて
ムール エ フリッツになります。


ムール貝の白ワイン蒸しも、イタリア、南フランス、スペイン
ポルトガルはニンニクとオリーブオイルを、使い
フランスでは、バターとエシャロットを使います。
では、ベルギーでは何を使うのかと言うと
やはり、特産品のポワロー(リーク)とバターを使います。
それぞれが美味しくて好きですが好みを言えば
南のニンニクか?北のポワローか?でしょうか?


ブリュッセルの観光ガイドには必ず旨い物屋が軒を連ねてと
イロ サクレの事を褒めちぎっていますが
99%が観光客相手の 激マズレストラン街ですので注意して下さい。
それでも、あなたが通りすがりの淋しい旅行者で
やんごとなき理由から どこか1軒のレストランを
決めなければならないなら 『シェ・レオン』と言う
ベルギーフレンチレストランにしなさい。

ギャルソンがニコニコしながら、クルベットファルシー
(小海老をケチャップ入りマヨネーズで合えた後くりぬいたトマトに詰めたもの)や
ダンギュー・オー・ヴェール
(直訳すると緑の鰻、煮込んだ鰻をハーブでマリネした料理)を
前菜にいかがですかとお勧めしてくれますが。

とにかく、馬鹿の一つ覚えで構いませんから
ムール エ フリッツとだけ注文して下さい。
ワインは、サンセールやムスキャデなどが良く合いますが、
せっかく世界一ビールの美味しい国に来ているので
迷わずビールを頼みましょう。
フランスと違って、ベルギーの一般的なレストランは食事中に
ビールを頼んでも嫌な顔をしません。
嫌な顔をしないからと言って、星の付いたレストランではしないで頂きたい。


あなたが、ガールフレンド、奥様、愛人とベルギーに行ったのかはさておき。
待つことしばらくで、大きなシャスール製だったか記憶が
怪しいですがとにかくでかい鋳物の鍋に天にも溢れよとばかり
ムール貝がてんこ盛り、これを二人で食べるのかと思うと
ちょっとたじたじになりますが
それは、あくまでも一人前です、あなたがお連れの
ガールフレンド、奥様、愛人にも同じ鍋が来ます。
「へー、と驚いていると二人前で洗面器に一杯ぐらい
フリッチェも付いてきます」。
『こっこっこれを全部食べるの』?と驚いているより
熱いうちに食べ初めて下さい。
まず、ムールを一個フォークでも手でも構いませんから
はずして食べて下さい。
その殻を利き腕に持ち、ピンセット代わりにして
食べるのがムール貝の正式な食べ方です。


ベルギー人は揚げ芋を食べるのに、胸が悪くなるぐらい
マヨネーズを付けてというか、
マヨネーズに溺れさせて食べています。
テーブルの上には何処かの温泉旅館のなにやらシャンプーの様な
どでかい容器にマヨネーズが入っていますのでお好きなだけ。

ほら、おいしそうだからと言って前菜なんぞを食べなくて良かったでしょ?
もし頼んでいたら 今頃はもったいない何でこんなに量が多いのと
嘆き悲しんでいるところでしたよ。


何とか、とてつもない量の食事をお腹に詰め込んで
尚且つ、デセールまで食べたいのなら
迷わず『ダーム・ブランシュ』(白い貴婦人)がお勧めです。
ヴァニラアイスに熱々のチョコレートをかけて食べるデザートです。
最後は真っ黒になってしまうので、
いつもこれはダーム・ブランシュ(白い貴婦人)じゃなくて
ネグリータ(黒人の女の子)じゃないかとブラックな
反発をしているのは私だけでしょうか?
(ネグリータはネグリータラムのネグリータです。)
ご存知のようにベルギーは旧コンゴが植民地でしたので
今でも良質のカカオが取れます。
好みにもよりますが、多分世界一かと思います。

さて、肝心の兄は急用ができたとかで来ませんでした。
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  1. 2008/05/19(月) 02:41:55|
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