記憶が曖昧だが確かシューベルトの歌曲で『冬の旅』というのが在ったはず。
物語は昔の恋人の面影を追いかけながら冬の旅をするお話。
ある年の冬に2ヶ月ヴァカンスを取ってイタリア、フランスの冬の旅をした
別に昔の恋人の面影を追いかけた訳ではないが・・・・・。
その時初めてヴェニスの町を訪れた、ハーリーズバーで食事がしたかったのと、
ヴェローナに行く約束の日が変更になり棚ぼたに1週間旅の予定が空白になったので行ってみた。
ヴェニスの町は水上バスか、水上タクシーか、歩き以外の交通手段は無く(泳ぎたい方は泳ぐって手もありますが)。??????の町だった。
水上タクシーとゴンドラは初めに料金の交渉をして合意の上乗りましょう
なんて言われていたので恐くて乗りたくなかったし
大きなトランク2個も持っていたけどバスにした、駅からグラン・カナルを
こちら岸、あちら岸とゆっくり進むので結果としてはバスで正解。
サンマルコ広場のすぐそばのBauer Grunwaldという五つ星に落ち着いた(とってもお高いホテルでしたがフィレンッェのサヴォイホテルのヴァンディティ支配人が
予約をしてくれたのでなんと1泊3000円のでたらめ価格、持つべきは友)
初めての町は何故か心がウキウキと弾み、楽しくなってくる。
水道をひねり手を洗ってうがいをしてみたが水は美味しくなかった。
しばらくして町に繰り出す。
もう夕暮れ時なので軽く一杯なんていいですね。
ホテルの1階に洒落たバーがあるのでそれではとドライマティニーを頼む。
パリ時代稚拙な我が英会話力の向上のためお金のある週末はパリヒルトンのバーに
通い詰めたものではあるが(アメリカ人が多く宿泊しているため)。
夜が始まる初めの一杯はドライマティニーだぜとアメリカ人の歯科医から教わった、
開高さんの珠玉にも冒頭ドライマティニーの話しが出てきたが宵の一杯はこだわりますね。
ステアーかシェイクかとは聞いてはくれなかったけどしばらくするとその物体は出現した。
一口飲んで後頭部を思いっきり殴られた様な衝撃が
『ちがうこれは断じてドライマティニー等ではない』。
昔見たドリフのカトちゃんのまねをして思わずふきだしそうになった。『これはドライマティニーなの?』
『はいはいそうですが何か?』
生涯飲んだ中で最悪最強のまずいドライマティニーに遭遇してしまった。
フランス語で『オララー』と毒吐いたが、後の祭り。
ベニスでは運が悪いと街が水没して、観光も何もできなくなる。
幸い私が訪れたときは一度も高潮もなく 長靴も履かず
尾瀬の湿原の小路みたいな板の上も歩かずに済んだ。
(運が悪いと滞在期間中全て水浸しで長靴と板の上の生活らしい)
ヴェニスの町の嫌な思いではドライマティニーだけで済みそう。
お目当てのハーリーズバーはすぐそばだったので次の日のディナーを予約する。
これもシリーズ物になったので残りは明日
- 2007/10/27(土) 12:05:37|
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