シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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我泣き濡れて 栗と戯る

先週私の女友達その他男性1名の計7名は熊本にある三日月姉さんの
広大な栗農園に栗拾いに出掛けて行ったのである。
とても楽しい実りも実入りも多い1日だったそうであるが・・・・。


戦利品と言うか当日の獲物としての多大なる栗を頂いたと言うか持ち込まれてしまい
やれお菓子を作れだのパスタのソースだ栗ご飯だと忙しい1週間でした。
それでも手元にはまだ、5kgを上回る手付かずの栗が残ってしまった。
昔のフレンチ・ベトナミアンのガールフレンドは
普段は料理なんぞ殆どしないくせに、モヤシの細い根っこを取るのが
大好きでそんな単純な仕事は嫌いだと私が言うと
私たちの生きている世の中は既に十分複雑であるから
たまにはこんな単純で明快な馬鹿馬鹿しい労働が好きだと言っていた・・・・。


だがしかし、朝から2時間も掛けてお昼の二人分のモヤシの
根っこを黙々と取り続ける事は私は嫌いである。
料理の仕事でヌルヌルベタベタの魚卸しとかも嫌いではあるが
単純作業を黙々と続ける事はもっと嫌いである。
『栗を食べたかったらまず 栗を剥くことだ』!偉い哲学者が
言ったか言わなかったか知らねども
約5kgの栗の始末を付けないとそのうち腐ってしまう。


で、悩んだ挙句の今回のテーマは栗の『渋皮煮』の洋菓子バージョン。
味醂もお醤油も無し バニラビーンズとフィーヌ シャンパーニュ
(極上のコニャック)に漬け込んだノーブルな
最近覚えた若者言葉で言う処の「超リッチ」な代物。


いざ、寡黙で退屈な栗剥き仕事へ、
今夜のテーマは『孤独が僕の友達』。
まず熱湯に昼過ぎから浸しておいた栗を剥き始める。
えみた姐さんが<クリクリ坊主>なる卑猥なクリ剥き工具を
貸してあげると言ってはくれたけど、今回は使い慣れた
スイスはヴィクトリノックス社製のエコノーム(皮むきナイフ)を使用。


色々使ってみたけど素手以外ではこれが一番好みでした。
素手だとナイフの持ち変えが面倒だし、巨大な『利平栗』を
(岐阜の出ですが今では熊本の特産品種です)
10個も剥くと親指の爪は深爪哀れリタイヤとなりますのでエコノームです。


始めて5分もすると早くも厭きて来てダラダラ仕事となりました。
仕方が無いので歌でも歌おうかと思いましたが
深夜歌を歌いながら栗を剥くのは気持ちが悪いので止めました。
0時過ぎに始めて4時半で 敢え無くリタイヤ剥いた栗を水につけ
翌日に持ち越す。


迎えた翌日の深夜今度はユーチューブでアニメを見ながらのながら仕事。
私がご覧になったのは、『砂ボウズ』なる超お馬鹿アニメ。
それともシュールな『墓場鬼太郎』にしようかと一瞬迷ったけど
「ゲゲゲ」ではない鬼太郎はかなりのワルだし
気分はナンセンスな方に向いていたので『砂ボウズ』
ゲラゲラ笑いをして油断をすると、エコノームで左手は裂傷だらけ
右手には栗を押さえていた人差し指に豆までできて 夜は更けていきました。

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  1. 2009/10/15(木) 01:47:57|
  2. 料理
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  4. | コメント:0
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