シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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死体、肢体、姿態。

1日極めて真面目に仕事をして、疲れ果てて家に帰りシャワーを浴びて
ささやかな夕食と晩酌を楽しんでいると何かが気になる今宵の私?

お店のガスの元栓を締めたかどうかいまひとつ自信が無い
今の所セコムから連絡は無いので
ガス漏れや火災の異常はないのだろうけど
気になる事を気になるまま休む気にはなれずに
せっかく乾燥した肌をまた濡らすことになるけど店に帰って確認する。

私のお店は瀟洒なマンションの二階にあるのですが・・・・・。
階段を二段越しに駆け上がると店の前で人が白目を剥いて死んでいる。
あっという間にアドレナリンの大量分泌・・・・・。
死体の出で立ちは年の頃は20代後半のデブ男
一言で言い表せば「キャプテン・ハーロック」に出てくる「ヤッタラン」である。
汚れたビーチサンダル、汚れたバーミュダーと言うか短パン、
これまた汚れたTシャツ髪はボウボウ、見るからに不潔な死体である。
どこぞの兄ちゃんが私に何の恨みか知らねども
選りにも選って店の前で死に倒れかと思いました。


呼吸はしていないし、白目を剥いているし、
こんな時はまず救急車の出動か警察なんでしょうけど、
恐怖心を抑えながらまず脹脛を軽く蹴って見る。
(あまりの汚さに手で触りたくなかったのですが)


中学の時、蛙の解剖実験の後。
微弱電流で蛙の脚をピクピクと痙攣させるおまけの実験がありましたけど
まさしくその時の蛙が彷徨えるヤングホームレス?になって
我が店の前でピクンと飛び起きました。
プーンと辺りに漂うお酒の嫌な香り。
彼は昔私に解剖された彷徨える蛙ではなく
ただの酔っ払いで泥酔のあまり私の店に侵入を試みた後失敗して
店の前でそのまま爆睡に陥ると言う醜態を晒していたのでした。


酔っ払いにありがちな焦点の定まらない虚ろな目で
辺りをキョロキョロしながら「すんまっしぇん、すんまっしぇん」。と
(すみませんの博多弁)謝りながら前世はきっと蟹だったのだろうと
思われる横歩きでサッサッと逃げに及んだのでした。
何で人の店の店先で寝るのか問いただしてみたかったし
(ゲロを吐かれなかったのが不幸中の幸いでした)
その頃には段々腹が立っていたので、警察を呼ぶから待てと
いったのですが体はデブでも逃げるのは速い・・・・けど


デブが寝ていた所には何かのカードと携帯が忘れられていました。
泥棒に追い銭とはこの事ですが
「オイ、カードと携帯忘れ物」と親切に声を掛けてやる自分に腹を立てていました。
我が愛しの「ヤッタラン」は足早に携帯とカードを拾うと
また、「すんまっしぇん、すんまっしぇん」と謝りながら
夜の闇の中に消えて行きました。
白目を剥いて息もしていなかったので
てっきりこいつは死んでいると私が思っていたのは、彼がデブであり、
大量の酒を飲んでいてかつ無呼吸症候群であったためと思われます。



甚だ迷惑なことではありましたが、私の店の前で勝手に人が死んでいなくて
良かったと 帰って布団の上で思いました。


件のガスの元栓は全てしっかりと締まっていました。
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  1. 2009/07/10(金) 13:52:38|
  2. 日々の出来事
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