シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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旅人

韓国、アメリカ、デンマーク、イギリス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ドイツ、フランス、スイス、イタリア、モナコ、サン マリノ、スペイン、ポルトガル、シンガポール、香港、台湾、フィリピン 以上19カ国私が旅した国々である。
暮らした国もあれば観光だけの国もある。
友達、知人の人種はさらに雑多となり、トルコ人、アルメニア人、アラブ人(エジプト、モロッコ、アルジェリア、チュニジアetc)
黒人(ザイール、ガボン、コートジボワール、ケニアetc)
中南米人(コスタリカ、パナマ、コロンビア、ブラジルetc)
アジア人(中国、インド、タイ、ヴェトナム、etc)
国籍はいったい何カ国になるやら?
約10年近く色々な国、色々な人々と出会った。
辛い事はいっぱいあったけど思い起こせば総じて楽しくて幸せだった。(又やりなさいと言われたら遠慮しますが)
旅人には全ての国の人がやさしかった、泊めてくれる方、いきなり自宅のディナーに誘ってくれる方、カフェのカウンターでぼんやりしていると一杯奢ってくれる方、よほど私が貧しく見えたのかお金をくれる方、見ず知らずの私を40kmも先の駅まで送ってくれる方。


ある夏イギリス人のご夫妻にニースのホテルネグレスコで(実は前日の夜私1人で食事をしていて私もネグレスコに泊まっていると勘違いされて招待されたわけだけど)夕食をご馳走になり一生で何度も無いような感銘を受けた。
彼はもういい歳で若いころはインドシナ戦線に送り込まれたイギリス兵だった日本軍の捕虜となり収容所にも入れられていたそうである。
「日本人の事怨んでいないのですか」?
「初めは怨んだけど、戦争はいつも悲惨だからな」。
「それにいつまでも怨んでいたらホンダのディラーなんかしていないし、今の私が財を成したのも戦後の日本人が優秀な工業製品を作ってくれたお蔭だからな」。
でもいまだに「バカヤロー」と言う言葉は大嫌いだそうである
収容所で日本兵にこずきまわされ浴びせられた言葉だからである。3時間近く色々な話をした、「謦咳に触れる」。という古臭い日本語を思い出した。
その時はすでに私はリッチな若者だったのでお食事代を密かに支払おうとギャルソンに合図を送ったが首を横に振り「もうお済です」。
敵ライミー(イギリス兵の事)の方が早かった。御礼を述べた後「部屋で吸いなさい」私のジャケットに図太いハバナ産の葉巻を一本ねじ込んでくれた。
最後に私がした質問「どうしてこんなに親切にしていただけるのですか」?「君が旅人だから無責任な親切なんだよ。だから何も気にしなくていいんだ、楽しかったよお休み」。
部屋で1時間近くかけて葉巻をすった少し大人の味がしたが私の細くて小さな唇には葉巻は似合わない。



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  1. 2007/10/02(火) 14:49:43|
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