シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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はるかな記憶

ご幼少のみぎりに・・・・・。
ひょんなことから、二科展に入選しました。
それも、特選?か何か偉そうな賞でした。
画伯の作品名は「お芋」。と言う静物画です。
当時はまだ天王寺美術館と言われていた、大阪市立美術館で
賞状と記念の盾の授与式が行なわれました。


音楽は全く駄目なこの餓鬼が、「二科展入選?特選?」発狂した
両親は近所のテーラーでギンガムチェックのジャケット&半ズボンを
オーダーしてくれました。
当時は高価な黒の革靴、白のハイソックス、白のワイシャツにレジメンタルストライプタイ。
イギリス貴族の子息の様な、第一級正装で会場に臨みました。
白い馬は予算の都合で居りませんでしたが
いつもは、大事にされていた兄がその日は霞んでいました。
授与式は退屈極まりなかったのですが、その間欠伸をしたと言って1発
鼻くそをほじったと言って1発、股間を掻いたと言って1発頭を叩かれました。


私としては、すぐ横にある天王寺動物園に早く連れて行って欲しかったのですが
入賞者と家族はその日の美術館の入場は無料という事でしたので
(両親はよほど嬉しかったのでしょう、 たかが1-2週間の展示に3回も連れて行かれました)
美術館もゆっくり見ましょうという事になりまずは、美術館へ
その時特別展がやっていました、たしか「メキシコの近代画家展」だったと思います。
田舎者の親子4人、そんな高尚な物なんぞ見るのも初めてなんですが。
その中にフリーダ・カーロとディエゴ・リベラの作品が多数ありました。
忘れられない強烈な1枚の絵、
フリーダ・カーロ『二人のフリーダ』。

見ているうちに恐ろしくなり、私の両親がこの絵達の解説が
できるほど教養もないし・・・・。
シュールな絵を観たのも初めてでしたが、ただフリーダの痛みと苦しみが
凄すぎて伝わりすぎて その夜はうなされて恐い夢を見ました。

今もベルギーのポール・デルヴォーやダリの絵に惹かれるのはそのせい?
シュールなシュールな体験でした。


やっとお楽しみの動物園なのですが、当時の天王寺は非常に柄の悪いところで
柄の悪いおっさん達が昼間から酔っ払って騒いでいましたので
(今も天王寺、通天閣、じゃんじゃん横丁などは人気が荒いところですが)
草々に退散しました。
ただ園内にあったステゴザウルスとティラノレックスの
巨大なセメント製の像は、降りしきる黄色いイチョウの葉っぱの中で
記憶の中では珍しく 総天然色カラーで(この様な事を書くこと自体私の年も知れよう)
ひときわ鮮やかに、記憶にありありとのこっています。


絵画はその後鳴かず飛ばずで、あの時絵の才能を
一生分使い果たしたのだと 思っています。


『母さん、僕の賞状と盾は何処に行ったのでしょう』。?
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  1. 2008/10/10(金) 12:28:16|
  2. 昔々
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