シェフの戯言 黒いページ

リストランテ・ロアジのまわりで起きた様々な出来事を少し辛口につづってみました。

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道化師 1

 日本の大きなレストランやホテルで料理の注文が終わると「さてワインはいかが致しましょうか」?といってワインの担当つまりソムリエ氏がお出ましになる。
襟元には葡萄のバッチをきらめかせて、なぜかしら殆どが尊大で横柄な態度で「お客様の料理にはブルゴーニュの○○がよろしいかと」とこちらの予算も聞かずに畳み掛ける方。
アペリティーボでも飲みながら連れの女性とゆっくり決めたいのに横に立ったままワイン決めるまで離れない方。
シャンパンをやたら勧める方。
詳しいのは当たり前だけどやたらワインを語る方。
?と言いたくなるような奇妙奇天烈なマリアージュ(組み合わせ)を
勧める方。一生懸命なのは解るけどその懸命さが時として道化の振る舞いとなる。

 私の知人のカップル,ソムリエになれるくらいお酒の事に詳しいのであるが。
結婚何周年かを記念して市内某Nホテルで友達を招待してディナーを1席用意したらしい。料理は前もって頼んであったのでいきなりソムリエ氏のお出ましとなり「本日は結婚記念日と伺っておりますが、よろしければ私がストーリを作ってさしあげたいのですが」。
いつもは二人で決めていたのにその日はマダムの方がストーリという言葉にころりとだまされて「ねえあなた、たまにはお任せしてサプライズを楽しみましょう」と言った物だから 普段から「何も悪い事をしてなくても奥さんが恐いのが恐妻家だ」と言っている彼は賛成せざるを得なかった、かくてルイ・ローデレールのクリスタルシャンパーニュで始まるディナーが始まった。(そのときこれはやばい事になったと思ったらしいが)
料理はそこそこ美味しかったのに 件のソムリエ氏こいつらからふんだくってやろうと思ったらしく組み合わせは二の次の高いワインばかりを抜栓されてしまった。それでも少しいい気持ちになってお勘定をたのんだら6名で大枚24万円近くの請求でとってもリッチな二人だけど満足もしていないことにそんな大金払えるかと心の中で思った。
ソムリエ氏帰りのお見送りに入り口まで来て彼に聞いた
「私のストーリはいかがでしたか」と。
彼は答えた「このストーリは喜劇なのかね?悲劇なのかね?」と。
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  1. 2007/07/04(水) 16:47:59|
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